raasar


RAASARの砂漠シリーズの一巻である。待機の土地、砂漠について。砂と風によって作られる砂漠では、砂は日常の糧でもあり、毎日のスープやパンでもある。この企画は待機についてもある。浸潤と空虚、疎外と不在、変転と枯渇、結末を宣告する無、創始しない何か、砂と存在そのものについて。
砂漠は不在に満ちている。無数の無によって構成された景観に、時折、オアシスが登場する。スプーンはオアシスが表す豊かさの幻惑であり、快楽と粉、暑い広大な砂丘を見つめる視線には空虚が写り、他に対する閃きを招き、そこからは虚空、サスペンション、跳躍。高度な快感、砂の本、無数のページ。空虚は溢れる余分なものから滲み出る。無から得るものは何もない。行為を代行する作法は存在しない。沈黙と、無限と粒。
※以上全てレイチェル・ロザレン作品

Leave a Reply

to post a comment.