rachel rosalen

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エロスとタナトスの狭間で。レイチェル・ロザレンの作品にみられる 沈黙の追及


プリシラ・アランテス

創生時代には人類は3種類のジェンダーによって構成されていたとあるギリシア神話は伝える。それは、雄と雌と両者の特徴の結合体である完全なる存在、アンドロジンであった。アンドロジンは手足や器官を二重に持った集合の小球体の一体性で、恐ろしい力と対抗力に恵まれていることから、神々に背くことになった。ゼウスはこの問題を解決するために、この存在を二つに切断することにした。原型を失った分割体は相互に名残を感じ、一体化を只管求め続ける。プラトンが「饗宴」で述べるように、これはエロスの神話的起源でもあるかもしれない。失われた連続性へのノスタルジアに関連する限りない追及の動き。欠陥された部分を求める欲望。ソクラテスは「饗宴」でこう語る。「欲求するものはいつだって必ず自分の身に欠けているものである。現在備わっているものを欲求するということにはならないのではないか」。

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日本への眼差し

アルリンド・マシャード

2003年と2004年に制作されたレイチェル・ロザレンの作品群はアイデンティティと他者性のテンションについて考慮する稀な機会を提供してくれる。外国人の視点からの日本解読の過程でもあるが、その国を理解するというよりは、むしろ自分自身の疑問に対する回答を求める行為である。ロラン・バルトが「表徴の帝国」(フラマリオン、1980)で日本文化の特徴をいくつか解読し、「相違の可能性を、ある変貌を、象徴システムの所有の革命を見つけ出す」といった冒険に近い。ロザレンは以前から取り組んでいるテーマや作風(身体と建築の衝突、欲情と狂気の対立、政治としてのエロス、視聴覚言語としての詩)を放棄せず、日本においては新たなそして広大なレパートリーを持つ問題点にたどり着き、作品に予期せぬ進路を与えることとなった。

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